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2017/11/23

乗り換える人続出 事故減少へ 話題のサポカー

国も普及を推進!!


▲東広島市西条町郷曽の東広島自動車学校で行われた体験型交通安全教室。参加者は、自動車メーカースタッフが運転するサポカーに乗車して、自動ブレーキを体験(10月30日)。

 自動ブレーキなどの安全機能を備えた「安全運転サポート車」(サポカー)。高齢ドライバーの事故対策の一環として、国が普及推進している。アクセルとブレーキの踏み間違い事故や、操作の遅れによる接触事故などの防止を目指す。(橋本)


▲東広島市西条中央の賀茂自動車学校で行われた体験型交通安全教室で、自動車メーカー社員からサポカーの説明を受ける参加者(10月16日)。

 毎年、東広島市で行われる高齢ドライバー対象の体験型交通安全教室では、教習車による実車講習などに加え、今年初めてサポカーの説明や試乗会が盛り込まれた。

 10月30日に同市西条町郷曽の東広島自動車学校で行われた教室では、自動車メーカースタッフが運転するサポカーに高齢者が乗り込み、自動ブレーキを体験。時速20キロで走行し、障害物の手前約2mで急停止すると、参加者は「おー」と声を上げた。参加者からは「車を変える時がくれば選びたい」などという感想が聞かれた。

 ある自動車販売店では、70歳以上の人が「家族の勧めで」と、サポカーを選ぶケースが多いという。毎日、通勤に車を使う69歳の男性は車検を機に、ペダル踏み間違い時加速抑制装置などを備えた「サポカーS」に乗り換え。「通勤も安心だが、妻や孫とのドライブを安全に楽しみたい」と話す。

 国は民間と一体となってサポカー、サポカーSの普及啓発に取り組んでおり、2015年時点で45・5%の自動ブレーキの新車搭載率(国内自動車メーカー)を、2020年までに90%以上にする政府目標も掲げている。また、サポカーは事故防止・被害軽減が期待されるため、来年1月以降、任意自動車保険料が9%程度割引される。

 試乗ができる自動車販売店も多い。関心のある方はぜひ、体験を。


知っておきたいサポカーのポイント

種類 

高齢者向けは「サポカーS」

▲サポカー(左)とサポカーSのロゴマーク

 安全運転サポート車には「サポカー」と「サポカーS」があり、サポカーは自動ブレーキを搭載した全てのドライバー向けの車。サポカーSは、それに加えてペダル踏み間違い時加速抑制装置などを備えた、特に高齢者に推奨する車。

 国は「運転支援機能を持つ車は、正しく運転すれば安全性が高いが、条件によっては作動しないことがある。決して過信せず、引き続き模範となるベテランドライバーとして安全運転を心掛けていただきたい」と呼び掛けている。

サポカーSは機能によって3種類
ワイド

・自動ブレーキ(対歩行者)
・車線逸脱警報 ※2
・先進ライト ※3
・ペダル踏み間違い時加速抑制装置 ※1

ベーシック+

・自動ブレーキ(対車両)
・ペダル踏み間違い時加速抑制装置 ※1

ベーシック

・自動ブレーキ(対車両) ※4
・ペダル踏み間違い時加速抑制装置 ※1

技術

これらの技術で安全運転をサポート
ぶつからない技術

【自動ブレーキ】車載のレーダーやカメラで前方の車両や歩行者を検知し、衝突の可能性がある場合には、運転者に対して警報。衝突の可能性が高い場合には、自動でブレーキを作動する。

飛び出さない技術

【ペダル踏み間違い時加速抑制装置】車載のレーダーなどが前方や後方の壁や車両を検知している状態で停止や低速走行している時、アクセルを踏み込んだ場合、急加速を防止。

はみ出さない技術

【車線逸脱警報】車載のカメラで道路上の車線を検知し、車線からはみ出しそうになった場合やはみ出した場合、運転者に対して警報する。

ヘッドライト自動切り替え技術

【先進ライト】前方の先行車や対向車などを検知し、ハイビームとロービームを自動的に切り替えたり、ハイビームの照射範囲のうち検知した車両のエリアのみを部分的に減光したりする。

※1マニュアル車は除く ※2車線維持支援装置でも可 
※3自動切替型前照灯、自動防眩型前照灯または配光可変型前照灯をいう
※4作動速度域が時速30キロ以下のもの


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