TOP INTERVIEW 東広島警察署 甲田 忍署長に聞く

住民との和¢蜷リに 地域に合った対策を

 東広島署長に着任して2カ月の甲田忍署長。刑事、警備、監察などさまざまな部署を担当してきた経歴を生かし、どのように犯罪・事故対策に取り組んでいくのか。東広島署管内の課題や今後の意気込みを伺った。(聞き手/FM東広島パーソナリティー・堀江智子)

特殊詐欺、人傷事故の防止が喫緊の課題

―管内の課題と対策は。

 特殊詐欺と交通事故の防止が喫緊の課題。東広島署管内で発生した特殊詐欺の件数が昨年、県内で最も多かった。現在、県警本部と連携を取り、複数の容疑者を検挙して取り調べを行っている。取り締まりの強化と同時に、地域の会合などで注意を呼び掛けたり、コンビニを含めた金融機関の関係者と連携したりして被 害を阻止していく。さらに、メールマガジンやメディアでの情報発信を推進し、市民を被害から守っていきたい。

―昨年、人傷交通事故件数は県内でワースト2位だった。

 ワースト2位からの脱却へ向け、事故の発生エリアや形態を分析し、それを踏まえて、事故の多い幹線道路でのスピード違反の取り締まりを強化する。また、市民の皆さんにもどんな場所でどんな時に事故が発生しているかを知ってもらうことで、安全運転を促したい。これらと標識・標示の改善も含めた抑止活動を展開し、重大事故を防ぎたい。

―これまで刑事、警備、監察など、さまざまな部署を歩んできた。

 刑事関係では放火殺人犯の取り調べ、暴力団員による殺人事件捜査などを担当。警備関係では阪神淡路大震災で初日から救出活動を行った。さまざまな経験を通して人々の悲しみや命の尊さなどを目の当たりにしてきた。その後は、現場を離れ、監察部門なども経験してきたが、共通して言えることは常に地域住民の安全と安心の確保を念頭に置き、いついかなる時も警察官として最善を尽くさなければならないということ。これからもそのスタンスを基本に職務に当たっていきたい。

―東広島署ではどのように甲田カラーを出していくのか。

 署員198人の平均年齢は38歳。若くて皆、活気がある。議論を重ねて目標に向かって組織で仕事をする、風通しの良い環境を保ちたい。また、DVやストーカー被害に代表されるように警察を頼りにする生身の人がいるということを意識することを徹底したい。そういう姿勢が住民の皆さんとの「和」や「信頼」につながると確信している。

―意気込みを。

 事件・事故の発生状況や特徴は地域の会合に出向いて、こつこつと皆さんに伝えていく。地域の特性に応じた対策を一緒に考え、実行していきたい。一人でも多くの人に、犯罪にまきこまれない環境づくりに関心をもってもらえるよう知恵をしぼり、精いっぱい取り組んでいきたい。

プロフィル こうだ・しのぶ

 呉市出身。1960年生まれ、55歳。大学卒業後、85年に広島県警察官として採用。中国管区機動隊小隊長、竹原署次長、中国管区警察局監察課長を経て、2016年、東広島署長。趣味は軽登山。好きな言葉は「至誠通天」。

交通事故

人傷交通事故の半数が西条で発生

 交通死亡事故は昨年、7件発生し、8人が亡くなっている。県内の警察署のうち2番目に多い数字。交通事故でけがを負う、いわゆる人傷交通事故については昨年817件発生。これも同じく県内ワースト2位。今年に入ってからは3月までに177件の人傷交通事故が発生。形態としては追突や出合い頭の事故が多い。177件のうち半分以上は西条町で発生している。交通量や人通りが多いところで発生しているという特徴がある。

特殊詐欺

特殊詐欺の発生件数は県内ワースト

 特殊詐欺の発生件数は昨年、東広島署管内で31件。県内で最も多い数字だった。被害金額も約1億2300万円でワースト3位。今年に入って、発生件数は増加傾向にあるが、被害額は大きく減少。今年3月末までに、未遂は8件発生し、実際に犯人に金をだまし取られた事件が10件発生している。

ザ・ウィークリー・プレスネット 2016/5/14

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