意外と知らない データで見る東広島ごみ事情

 わたしたちが暮らしていく中で、ごみは必ず出る。ただ、ごみ処理について意識している市民は多くないだろう。東広島のごみ処理の実情について、「東広島市のごみ問題を考える市民の会」が作成したデータを基に考察した。(日川剛伸)

一日一人当たりのごみ排出量987グラム

実は… 県内で5番目に多い

 市のごみ排出量は、住民基本台帳人口を基に算出。国勢調査人口などを基に推定すると、「一日一人当たり953g」(市生活環境部)というが、それでも県平均を上回り、ごみ処理先進都市に大きく水をあけられている(下段表参照)。市では平成23年度に「環境基本計画」を策定。その中で33年度に「一日一人当たり850g」の排出量目標を掲げたが、現状では、目標達成にほど遠い数字だ。

 平成17年度以降の市民一日一人当たりのごみ排出量の推移をみると、19年度、家庭ごみに指定袋を導入し、一度は減少したが、その後は増加傾向に転じている。25年度の987gは県内23市町の中で5番目に多い。

事業系のごみ排出量 一日一人当たり392グラム

実は… 県内ワースト2位

 事業系ごみが増えているのは、企業の生産活動が活発化しているのと、学生らが居住する集合住宅も事業系ごみとしてカウントしていることに起因する。事業系ごみの排出方法の改善が急がれる。

 生活系ごみと事業系ごみの内訳をみると、東広島は事業系ごみの排出量が県内自治体で2番目に多く、全体のごみ排出量を押し上げていることが分かる。

東広島市のごみ資源化率 11.8

実は… 県平均の2分の1

 資源化に有効な焼却灰や飛灰を全量埋め立てているのと、中間処理施設での資源化率が低いことなどが要因だ。市では「2020年の稼働を見込む新ごみ処理施設ができれば、資源化率は大きく改善される」と期待する。一方で、排出段階での資源化率アップに向けては、ゴミ分別の徹底など住民啓発が不可欠だ。

 東広島市の資源化率は11.8%で県内の自治体で最低。県平均の22.1%、全国平均の20.6%を大きく下回る。人口10〜50万都市の資源化率ベスト3の都市の4分の1以下だ。

生活系ごみ70.3% 事業系ごみ94%が可燃ごみ

実は… 可燃ごみの多くが生ごみ

 可燃ごみの多くは生ごみで、その生ごみを減らすことがごみの減量化に直結してくるといえよう。市では、生ごみの減量化を促進するため、生ごみ処理器の購入者に補助金などを交付している。市生活環境部によると、生ごみは残渣を絞って排出するだけで、排出量は大幅に減る、という。家庭でも実践できることだ。

 排出されるごみの内訳をみると、生活系、事業系ごみとも可燃ごみが多くを占める。

一人当たりの年間ごみ処理経費 16,883

実は… 平成25年度は17年度と比べ、約1400円増

 ごみ排出量が増えることは、市民のごみ処理経費の負担となって跳ね返ってくる。元東広島市環境審議会会長で広島大名誉教授の安藤忠男さんは「ごみ処理は市民の税金で賄われているにも関わらず、ごみ処理に無関心な市民が多い。ゴミ処理先進都市を目指すのであれば、ゴミ処理に対する市民の関心を高めることが不可欠」と指摘する。

 市民一人当たりのごみ処理経費は、平成17年度に1万5400円だったのに対し、25年度には1万6883円に増えている。

ザ・ウィークリー・プレスネット 2016/1/23

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