え、そうなん? 知らんかった!「半尾川(はんのをがわ)」

 意外と知らない東広島のあんなことやこんなこと。『西条町の西に位置しているのに、地名が西条東』なのはなぜか。西条町を流れる「半尾川」に注目すると、その謎が解ける。知って楽しい、な〜るほど・ザ・東広島。


サンスクエア東広島(右)横を流れる半尾川

川を挟んで西條、東條 だった

 西条町は昔、半尾川から西を「西條郷」、東を「東條郷」と呼んでいた。後に統合され「東西條」となり、いつのまにか「東」が抜けて「西條」と呼ぶようになった。

 現在の西条町西条東は、 西条町の西に位置しているが、昔は西條郷の東だった。このため、西條東村と呼称され、その名残で西条東の地名が残った。

親柱が憩いの森公園にある

 JR西条駅前の岡町通りに、半尾川にかかる半尾橋がある。橋の両側にあるべきはずの親柱は取り除かれており、4基のうち2基は憩いの森公園に移されている。親柱の側面には「大正12年4月架換」と記されている。

 憩いの森公園所有者の一般財団法人東光会によると、1970年代に行われた橋の改修工事の際に親柱は撤去されたが、地元企業の社長が2本見つけ出し、地域の会館の敷地内に保管していた。平成16年、東光会設立45周年記念で同公園内に整備した広場「日だまりの庭」のモニュメントとして親柱を設置した。

ドブ川のようだがホタルが舞う

 半尾川は、東広島市西条町寺家の憩いの森公園から、JR西条駅の西側、西条プラザ横を流れ、ブールバールに交わる手前で黒瀬川に合流する。憩いの森公 園内に源流があり、1・4キロmの二級河川。

 市街地では、底と両側はコンクリートで整備されている。一見すると、『ただのドブ川』のように見えるが、場所によっては、川底にたまった砂や土からは草が生えている。

 このため、一部ではカエルなども生息し、初夏にはホタルが舞うという地域住民の情報もある。

黒瀬川は西条川だった

 半尾川が合流する黒瀬川。大正5年発行の賀茂郡志には「寺西村大字寺西行貞の山中より出で、(中略)西条町の南において西条川に合す」とある。古い地図にも「西條川」と記されていることから、現在の黒瀬川は当時、西条川と呼ばれていたことが分かる。昭和46年発行の西条町史では「黒瀬川」の呼称。


憩いの森にある親柱

四日市次郎丸村絵図(西条町誌より転載)

ザ・ウィークリー・プレスネット 2016/1/16

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