2016年4月1日開館
東広島市の新しい中核施設「くらら」潜入レポ!

豪華だけど落ち着く大ホール
生涯学習の部屋は倍増!

 2016年4月1日開館の東広島市芸術文化ホールくららが完成した。収容人数が増えた大ホールでの公演や、新しい場での生涯学習活動を楽しみにしている人は多い。メディア関係者の内覧会でくららの魅力に迫った。

大型の公演が可能に

 くららはJR西条駅から歩いて4分。延床面積約1万3000平方m、鉄筋コンクリート造で、地上6階、地下1階建て。文化芸術拠点の中核施設として市が整備。老朽化している市中央生涯学習センターの機能を移す。総事業費約81億2000万円。JTBコミュニケーションズ(大阪)、NHKアート(東京)、日本管財(兵庫)の共同企業体が指定管理者として運営していく。

 中央生涯学習センターの大ホールの952席に対し、くららの大ホールは1206席。大型の公演を招くことができるようになった。「中心市街地のまちづくりの中核施設としても位置付けている。国内外の著名なアーティストを招へいして、市外からも多く集客し、周辺施設を回遊していただく流れを作りたい」と市教委生涯学習課。2016年4月から12月までの予約状況を見ると、稼働率は月平均46%(12月8日現在)。

 生涯学習のための研修室などの部屋数は、中央生涯学習センターの約2倍に増えた。現在、フジグラン東広島2階にある市民ギャラリーがくらら1階に移設される。

 一般駐車場は同敷地内にないため、くららから徒歩2分の市営岡町駐車場、周辺のコインパーキングなどを利用するようになる。現在、くららから徒歩2分の市営岡町駐車場は立体化の工事中。収容台数は228台になる。

 開館までに、2月に一般市民向け内覧会、3月26日に開館記念式典などを行う。

3 階

 大・中・小の稽古場=写真=、楽器庫、多目的室、録音スタジオがある。音を出す練習・作業ができるフロア。

2 階

 生涯学習のための研修室、和室、調理実習室がある。東広島市内の飲食業者が運営するレストラン・カフェ=写真=がオープン。50席。

1 階

 中央公園に面した出入り口から入って右手が小ホール、左手が大ホール。2つのホールの間に市民ギャラリー=写真。

今後の公演

〈こけら落とし公演〉

4月8日 18時30分開演
小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー交響楽団〜ヴァイオリニスト千住真理子を迎えて〜

〈ピアノ開きコンサート〉

4月16日15時開演
仲道郁代ピアノリサイタル

〈予定されている公演〉

・ 6月 山下洋輔トリオ
・ 7月 劇団四季ミュージカル
・ 8月 広島交響楽団
・10月 松竹大歌舞伎

 くらら主催のイベントの先行予約やチケット割引などの特典が受けられる友の会「くららフレンズ」は年会費1000円。問い合わせはくらら開館準備室082(426)5900へ。

大ホール

 1〜4階の1206席。一般のホールよりも舞台と観客の距離が近いのが特徴。舞台は、公演内容に合わせて前舞台を設置するなど、4パターンの形式に変えることができる。1階の壁面は、音響を考慮した角度でレンガが積まれている。2階以上の壁面は木製の反射板。「とても豪華なホールだけど、レンガや木製の椅子などで、どこかカジュアル。何だか落ち着きます。バイオリンの演奏を聞きましたが、よく響いて繊細な音も大きく聞こえました」(上野)

小ホール

 通常245席。舞台の一部を下げ、スタッキングチェアを設置すると305席。階段状の客席を収納して平土間にしたり=写真左=、ステージの奥行を変えたりできる。「ステージ構成をどうアレンジしようかと考える楽しみが増えますね」(上野)


▲わぉ! 可動式の座席。出てくる様子が面白い!

研修室など


▲ 調理実習室の一つの調理台には、講師の手元が見えるよう天井に鏡が。

▲ 和室。「新しいたたみのいい香り〜」(上野)

こもれび広場

 正面出入り口を入ってすぐのロビー。ガラス面から自然光が入ってくるので明るい。夏の直射日光は、外に取り付けたアルミルーバーが和らげる。ロビーコンサートも開催する計画。階段を登ってすぐが、大ホールの入場口。

ザ・ウィークリー・プレスネット 2015/12/26

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