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館長   菅 泰正

 ごあいさつ

 昭和初期を知る人には特別の感慨を呼び覚まし、後代の人には映画「ラストエンペラー」を思い起こさせる「愛新覚羅」、それは悠久の歴史に彩られた中国で最後の王朝となった「清」の皇族の姓。清朝宮廷では早くから文芸への造詣が必須の嗜みとされ、歴代皇族は競って詩歌文芸・歌舞音曲・書画諸芸に親しみました。今に伝わる中国の伝統芸術は宮廷を中心に継承されてきたと言っても過言ではなく、愛新美術館があえて愛新覚羅氏一族の書画に拘泥するゆえんです。

 日本文化はその根源を中国に由来するところ少なからず、中国伝統文化を理解することは日本文化を自覚する上で極めて意義深いことでしょう。愛新美術館は、愛新覚羅氏一族によって連綿と伝え磨き上げられてきた中国宮廷書画芸術の粋を一堂に集めてご高覧に供し、もって微力ながら一衣帯水の日本と中国を結ぶ一筋の糸とならんことを切に願うものです。

ごあいさつ  美術館の歩み
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愛新美術館
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