愛新美術館便り‐第11号

嵯峨 浩とその作品

『ザ・ウィークリー プレスネット』2005年10月22日号掲載

 

 嵯峨浩(さがひろ)、1914年東京生まれ、1987年北京で病没、女。旧侯爵嵯峨家実勝の長女、祖母が明治天皇の母方のいとこに当たる。

 愛新覚羅・溥傑の二番目の夫人。二人の結婚は日満親善の象徴とされ、いまなお純愛物語のヒロインとされている。長女慧生は天城山心中事件で話題となった。浩の自伝『流転の王妃』には書道教師をしていたとある。遺骨は溥傑・慧生とともに下関市の中山神社に祭られている。

 

偶書

 漢字部分は判読できないが、仮名の部分には、

    山川の

     水際まされり

       春風

     滝の氷は

       今日やとくらむ

とある。

寸法:41cm×32cm   1982年

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