
「紫微垣」(しびえん)と呼ばれる星群がある。北極星とそれをとり巻く大熊、小熊、龍、カシオペィヤ、ケフエウスなど百七十余の星からなる星群の名で、位置が移動しないことから、天の中心で天帝の住む所とされた。
明の太祖は、皇帝が天帝の子であるとし、南京に築いた居城を天帝の居城になぞらえて、「紫禁城」・「紫宮」と称した。禁城とは禁じられた城、すなわち一般の人の出入りが禁止された聖域である。さらに成祖は北京に皇城を造り、これも「紫禁城」と称した。
現在一般に「紫禁城」と呼ぶのは北京の皇城である。
また、別称「故宮」というのは「古い宮殿、昔の宮殿」という意味である。